カイロプラクティックとは?
みなさんこんにちは。板橋区西台の「慢性腰痛専門整体院 T’s整体院」院長の廣川です。
前回のブログの記事、「ついに海外でこの事故が・・・・」が当院のお客様の間で非常に反響を呼んでおりまして、その後いろんな質問をお受けしました。
↓↓ 前回記事 ↓↓
ついに海外でこの事故が起こってしまいました・・・ | T’s整体院
その中でも多かったのは「カイロプラクティックって何なの?」でした。
僕もなんとなくで知っているという範囲だったので、お客様にしっかりお答えするためにもちゃんと調べてみました。今回それをここでもお伝えできればと思って、記事にしてみました。それでは。
カイロプラクティックとは約120年前にアメリカで誕生し、骨盤の歪みや背骨のゆがみから生じる神経の機能異常に着目した療法とのこと。
主に脊椎や筋肉、神経系の不具合を調整することにより、痛みの軽減、関節可動域や機能の向上、身体の自然治癒力を高めることを目的としているそうです。
で、このカイロプラクティックなんですが、世界的にはとても認知度は高く、世界的にはWHO(世界保健機構)では医療を補完する代替医療として認めているとのことです。凄いですよね。
そしてですね、カイロプラクティックには国際的に定められた基準があると。
WHO(世界保健機関)が「カイロプラクティック大学での専門教育課程を4200時間以上履修する」という国際的な基準を設けています。
これをクリアできて初めて「カイロプラクター(Doctor of Chiropractic, DC)」と名乗ることができるということなんですね。
これは医学部教育と比較しても同等近くの教育時間数にあたります。アメリカや欧州でカイロプラクターは準医師として活躍しています。
カイロプラクティックは多くの国では国家資格。日本は・・・
アメリカを含め先進国の多くでは、カイロプラクティックの法整備が整っているため、専門教育課程を履修した者がさらに厳しい国家(州)試験を合格し開業が可能となります。ここが日本の理学療法士と違うところですね。
このような厳しい基準が設けられているのは、施術を受けられる方の安全を守るためにあります。
これは何もすごいことではなく、日本においても医師として名乗るためには医学部での専門教育課程を経たのちに国家試験を通過する必要があります。
しかし、日本においてカイロプラクティックは法制化がされていません。
ここからちょっと怖い話になってきますよ(笑)
日本ではカイロプラクティックの法整備がされていないため、誰でも「カイロプラクター」を名乗ることができてしまいます。
そうなんです。「整体師」と一緒なんですよ。そこらへん歩いている人でも、人の身体触ったことない人でも、
「そうだ。今日から僕は整体師だ」「今日からおれはカイロプラクター」だと言ってしまえばもう、そうなんです。
現在日本では自称も含めるとカイロプラクティックを扱っている者が2万人もいるそうです。
しかしその中で専門教育課程を経て、世界的に認められているカイロプラクターは800人程度の4%しか存在しません。
この4%の人だけが国際資格をもつカイロプラクターで、あとはまぁ民間資格によるものだったり、「カイロプラクティック」みたいなことやってるから名乗ってます的な人もいたりします。
いました↓↓
【大激論】ボキボキ整体師vs神経系ストレッチ!無資格で治療を行う危険な行為に兼子が物申す!!
だから知識も経験ももちろん大事。あって当たり前です。その中でも何が危険で何をやっちゃいけないのか。お客様を安全に施術できるための最低限の知識はなきゃいけないと思います。
そこの判断基準としては一番簡単に測れるものはやはり民間資格ではなくて、国が定めた基準をクリアして与えられる「国家資格」も持っているかどうかなのではないのかと思っています。
という訳で今日はこのへんで。それではまた次の記事でm(__)m
この記事を書いた人
廣川 徹
昭和49年生まれ。板橋区の腰痛専門整体院 T's整体院の院長。理学療法士として17年間、整形外科リハビリクリニックや外来患者様中心の病院、慢性期専門病院、有料型老人ホーム等で働き約10万件以上の施術経験をし、多くの患者様の痛みの改善、生活の質の向上に貢献。